森の中のちいさなお店 すてきな”ギフト”みつかります


by lavvoronte

ノクターン

b0101300_1513611.jpg

コトリのような鳴き声がして、そちらの方向へ目を向けていたら、りすが忙しそうに木を登っていった。秋らしく、リスの毛皮も茶色のいろが濃くなっているように感じた。
b0101300_1515577.jpg

今年は水引の赤が、いつもよりきれいに感じます。

ショパンのノクターンを聴きながら、優雅な時間が流れます。

この時期の平日は静かで、お客様とも丁寧に時間が過ごせます。
先日、香炉を買ってくださったお客様から、「一日の終わりに炊いて、自分を取り戻しています」と写真付でメールをいただきました。
なんて、贅沢なお仕事をさせていただいているのだろうと、しみじみ、幸せ感に浸って今日は一日過ごしました。
[PR]
# by lavvoronte | 2006-09-11 16:15 | 軽井沢のようす

b0101300_9014.jpg

今日は仕入の為に東京へ出張です。
朝、駅までの道を歩いていたら、露草の、そのあまりにもきれいな色に惹かれ、旅に同行してもらうことにした。(残念ながら、何時撮ってもピントが合わない…)
その青さは目にしみるほど清んでいて、眺めているだけで気持ちがスーッと穏やかになる。
[PR]
# by lavvoronte | 2006-09-06 09:00 | ぶつぶつ・・・

話し相手

b0101300_1612197.jpg
夏の間、うちの周りは行き交う犬たちや車や人が、いつもの10倍くらいあった。それに対しての豆の反応は過剰だった。そして、溜め込んだストレスをつないでいる紐を噛むことで発散していた。紐が噛み切られないうちに、話し相手を探してやった。
b0101300_16123310.jpg
「聞いてよ、聞いてよ。聞いてんのか、聞いてんのか、聞いてんのか、この~」ガブガブ・・・
[PR]
# by lavvoronte | 2006-09-01 16:17 | ぶつぶつ・・・
b0101300_21312071.jpg
今日で8月が終わりました。
一足早く秋を迎えた軽井沢は、見上げる空も一段高くなり、夜になると虫の音が心地よく、それに耳を傾ければ時間はゆっくりと流ていきます。
果物の宝庫の信州では、これからいろんな種類の甘い香りに包まれます。

今回の緑陰展に出品してくださっている、陶芸家の森章子さんの作品は、そんな信州ならではの果物が主役になっています。
森さんは作品を作るとき、まず「色」を活かすことを念頭に置きますが、果物が主役になっているというのは、その色を出すのに果物が使われているからです。
たとえば上の楕円の深鉢は、ブドウの木の灰で少し渋みのあるさわやかな緑の色を出しています。
他には、「小布施の和菓子屋さんからもらってくる栗の鬼皮」
b0101300_21362388.jpg
「近くの農園で剪定されたりんごの枝」
b0101300_21365163.jpg
「その辺の雑木」
b0101300_21404354.jpg
(栗の豆皿は、栗だけに栗の灰釉です。)いづれも、その灰を釉薬にして色を作り出します。
では、どのように灰が釉薬になるのでしょう。

冬の間、暖を取るためなど薪が焚かれますが、その時に、りんごの枝や栗の鬼皮などを薪にします。そして出てきた灰を水に浸し、その水を何度も何度も替えることで灰汁抜きをしていくと、最後にはとろっとしたものが沈殿します。それが「釉薬」になるのです。
無駄がないですね。
暖を取るための薪としてとか、灰がゴミにならないとか、その工程に人間らしい営みを感じます。

そうして出来上がる作品には生命力が宿り、メッセージが発っせられるのを感じます。
それを手にしたり眺めたりする度に、「丁寧に生きること」「じっくりと生活すること」を、思い起こさせてもらえるでしょう・・・
[PR]
# by lavvoronte | 2006-08-31 21:50 | 陶器もの

幸せの権利

去年、ある素敵な別荘へお届け物をしたことがあった。
私は建築が大好きで、私の思考構造の礎は建築学的であると思っている。

お届けに上がった別荘は、床がやさしいグレーの石張りで、その床は段差のないまま外まで延びて、テラスとなっている。そして、傾斜地へ張出しているそのテラスには、目線をさえぎる手すりがない。全てが大人な仕上がりだった。私は豪く衝撃を受けて帰ってきて、その後しばらくは放心状態だった。

そのお客様から、今朝「今日の午後伺います」とご丁寧にお電話を頂戴した。
一年ぶりの再会となるためとても楽しみで、今日は、お店の裏まで掃除をがんばってしまった。
b0101300_21511952.jpg

いざ再会。
髪を少し短くされて、その方は現われた。
手には高原によく似合う籠を下げ、その中から秋の香りのする野花が顔をのぞかせていた。
なんて素敵なライフスタイルなんだろう。
そして挨拶もそこそこに、その花束を、なんと私に差し出された。
なんて、心にゆとりのある優雅な方なんでしょう。
去年、そのお住まいに衝撃を受けたが、今年はその方自身に衝撃を受けた。

日常って、
無感動にやり過ごした時間と、立ち止まりわずかなことにさえ自分から感動を見出していく時間と、数学的に見たら同じ分量だ。
ただの日常にするか、愛おしい日常にするか、それを選ぶ権利は私にある。
なんて幸せなことなんだろう。
[PR]
# by lavvoronte | 2006-08-29 21:59 | 軽井沢のようす
2、3日前から、軽井沢は秋になった。
いつもと違う散歩コースを選ぶと、道端に咲いてる野花などからそれを実感する。
軽井沢の夏はあっけなく終わる。余韻もない。潔い。だから、少しさみしい。
b0101300_2223376.gif

軽井沢が秋になった日から、こちらでは緑陰展を開催している。
普段は一人の作家の作品はほんの数点しかおけないが、この催事中は普段の作品数の何倍も一度にみることができるので、ご好評をいただいている。
今回ご参加いただいた作家は、鉄・佐藤今朝善さん、陶・森章子さん、錫・角居康宏さん。
本日は、錫の角居さんをご紹介。
b0101300_2225378.jpg

錫は古来より日本人に親しまれてきた金属。人体に無害なだけでなく、水を浄化する力などを持っている。
錫は銅のように熱を伝えやすい。この”ちろり”はお酒好きには「もってこい」の逸品だ。これならば、お酒を冷にするのもお燗つけるのも、あっちゅう間。一杯注いで次におかわりするときにはもうお好みの温度になっている。

[PR]
# by lavvoronte | 2006-08-28 22:31 | 鉄のもの

さだめ

b0101300_1643336.jpg

一昨年の四月の終わりのどしゃ降りの雨の中、犬の散歩中にゴミ置き場で私たちは出会いました。名前は「パンツ・パンクロウ」 ・・・・。甥が付けました。
パンクロウはとても愛嬌があって、すぐにうちの家族に溶け込みました。特にズズ(当時うちにいた犬。現在兄家に移籍)とは仲良しで、一つのゲージの中でべったりとくっついて寝ていました。しかし、別れは突然やってきました。うちにはアレルギー者がおり、猫は飼えないさだめでした。パンクロウとの別れは必然でしたが、どこかでこのままなし崩し的にずっと一緒にいられるのではないかと思っていたので、飼ってくださるという方が現われて、旅立って行ってしまった時は、想像していた以上に喪失感が襲ってきました。


ところが昨晩、夜遅くに外の階段を昇っていたら左目の端にすーっと、白い影が動きました。静かに振り向きじっと目を凝らすと、年のころは同い年くらい(私と)の、白と黒の猫が、緊張を走らせぴたっと動きを止めていました。

猫だ。

うちで飼えない猫だ。
うちでは飼えないのに「居候」されていたんだ。
……。
うちでは飼えないのに、居候は、されていた。
呼びかけてみたが寄ってくるはずもなく、足音もなく闇の中へ溶けていった。


自立してる猫なんて!
[PR]
# by lavvoronte | 2006-08-27 16:11 | ぶつぶつ・・・

斯くあらん

 お店が終わって、豆の散歩に出た。今日はどのコースを行こう。
そうだ、このところ外の空気を吸ってなかったので、賑やかな方へ行ってみよう。
そう思いお気に入りのサンドイッチ屋さんで、アプローチの素敵なガーデニングを見て心を癒され、
b0101300_1182010.jpg

         <青くて硬かった小さい実がこんなに熟していました。>

 その先を右折して大通りを目指した。

 大通りにぶつかると、左側にアクセサリー屋さんがある。
入れ代わりの激しい軽井沢の中で、このアクセサリー屋さんは開店してから、もう結構長くなる。始めの頃は゛アクセサリー屋さん゛という感じではなく、ちょっと独特な雰囲気のある゛雑貨屋さん゛という印象だった。それが今はすっかりアクセサリー屋さん。
          
b0101300_1185172.jpg

china to go


 お店って、
「あぁ、素敵なお店ができたなぁ」と思っていても、だんだんと最初の理想とか主張とかが崩れてきて、そのお店のカラーが無くなってしまうという事を感じることがある。けれど、ぶれずにやり続けられているところは特色が出てくる。そうすると、それを求めにお客様も、何度も足を運んで下さる。このアクセサリー屋さんも独特だが、ここまで通してこられて今では風格すら感じる。

* *  * *  * *

 豆が一緒だったので、外から覗くだけにしようと思っていたが、外のワゴンに面白い石をみつけてしまった。
 しかたなく(しかたなく!)豆を抱えて店内へ入った。せっかくなので(せっかくなんだもん…)、店内をぐるっと見た。すると、他にも気になるものが数点目に入ってきた(むこうからね)。こうなってはもう、豆を抱えている場合じゃない。お店の人の許可を得てドアの取っ手に紐をくくりつけた。お店の人と話しながらピアスが数点気になったのだが、最初に引かれたパールの指輪だけを購入した。今回は。
お店の人と少しお話して、 さて帰ろう、と豆を振り返ったら、これでもか、というくらい廻ったらしく(興奮するとくるくる、くるくる廻るのが癖)紐が捩れて短くなっていた。
[PR]
# by lavvoronte | 2006-08-25 23:53 | 軽井沢のようす