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森の中のちいさなお店 すてきな”ギフト”みつかります


by lavvoronte

樹木希林の遺したもの

人は生まれたら死ぬ。

全生命に平等に与えられた運命。

人の生き方は「どのように死を迎えるか」に向かっていると思う。


彼女の死は多くの日本人に多くの事を考える時間を生み出した。

9月30日、

記録的な暴風をもたらす恐れのある台風24号の足音を聞く中行われた

樹木希林さんの葬儀で娘の内田也哉子さんの挨拶。

也哉子さんの用いる言葉の的確さ。

内田裕也さんの抱えた「自分自身の矛盾に大きくぶつかる」と吐露した

最も人間らしい生々しい葛藤。自分とは何だろう。。。

これを覚えておきたいと思いブログに上げた。


本日は足元の悪い中、大変お忙しい中、母・内田啓子の本葬儀にご参列いただきまして、誠にありがとうございます。

 私にとって母を語るのに、父・内田裕也をなくして語れません。本来なら、このような場で語ることではないのかもしれないですが、思えば、内田家は数少ない互いへのメッセージ発信をいつも大勢の方々の承認のもとに行っていた“奇妙な家族”でした。 また生前母は、恥ずかしいことこそ、人前でさらけ出すというやっかいな性分だったので、皆様が困らない程度に少しお話させてください。

 私が結婚するまでの19年間、うちは母と私の2人きりの家庭でした。そこにまるで、象徴としてのみ君臨する父でしたが、何をするにも私達にとって大きな存在だったことは確かです。

 幼かった私は不在の父の重すぎる存在に、押しつぶされそうになることもありました。ところが困った私が、なぜこのような関係を続けるのかと母を問い詰めると、平然と、だってお父さんにはひとかけら、純なものがあるからと私を黙らせるのです。自分の親とはいえ、人それぞれの選択があると、頭ではわかりつつも、やはり私の中では、永遠にわかりようもないミステリーでした。

 ほんの数日前、母の書庫で探しものをしていると、小さなアルバムを見つけました。母の友人や、私が子供の頃に外国から送った手紙が丁寧にはられたページをめくると、ロンドンのホテルの色あせた便せんに目が止まりました。それは母がまだ悠木千帆と名乗っていた頃に、父から届いたエアメールです。


 『今度は千帆と一緒に来たいです。結婚1周年は帰ってから二人きりで。蔵王とロサンゼルスというのも、世界中にあまりない記念日です。この1年、いろいろ迷惑をかけて反省しています。

 裕也に経済力があれば、もっとトラブルも少なくなるでしょう。

 俺の夢とギャンブルで高価な代償を払わせていることはよく自覚しています。突き詰めて考えると、自分自身の矛盾に大きくぶつかるのです。

 ロックをビジネスとして考えなければならないときが来たのでしょうか。最近、ことわざが自分に当てはまるような気がしてならないのです。早くジレンマの回答が得られるように祈ってください。落ち着きと、ずるさの共存にならないようにも。

 メシ、この野郎、てめぇ、でも、本当に心から愛しています。

 1974年10月19日 ロンドンにて 裕也』


 今まで想像すらしなかった、勝手だけれど、父から母への感謝と親密な思いが詰まった手紙に、私はしばし絶句してしまいました。普段は手に負えない父の、混沌と、苦悩と、純粋さが妙に腑に落ち、母が誰にも見せることなく、大切に自分の本棚にしまってあったことに納得してしまいました。そして、長年、心の何処かで許しがたかった父と母のあり方へのわだかまりがすーっと溶けていくのを感じたのです。こんな単純なことで、長年かけて形成されたわだかまりが溶け出すはずがないと自分に呆れつつも、母が時折、自虐的に笑って言いました。

 私が他所から内田家に嫁いで、本木さんにも内田家をついでもらって、みんなで一生懸命家を支えているけど、肝心の内田さんがいないのよねと。

 でも、私が唯一親孝行できたとすれば、本木さんと結婚したことかもしれません。時には本気で母の悪いところをダメ出しし、意を決して、暴れる父をなぐってくれ、そして、私以上に両親を面白がり、大切にしてくれました。何でもあけすけな母とは対照的に、少し体裁のすぎる夫、家長不在だった内田家に、静かにずしりと存在してくれる光景は未だにシュール過ぎて、少し感動的ですらあります。

 けれども、絶妙なバランスが欠けてしまった今、新たな内田家の均衡を模索するときが来てしまいました。怖気づいている私はいつか言われた母の言葉を必死で記憶から手繰り寄せます。

 『おごらず、人と比べず、面白がって、平気に生きればいい』

 まだたくさんすべきことがありますが、ひとまず焦らず家族それぞれの日々を大切に歩めたらと願っております。

 生前母は、密葬でお願いと、私に言っておりましたが、結果的に光林寺でこのように親しかった皆さんとお別れができたこと、またそれに際し、たくさんの方々のご協力をいただく中で、皆さまと母との唯一無二が交流が垣間見えたことは残されたものとして、大きな心の支えになります。

 皆さま、お一人お一人からの生前の厚情に深く感謝しつつ、どうぞ、故人同様、お付き合いいただき、ご指導いただけますことをお願い申し上げます。

 本日は誠にありがとうございました。


# by lavvoronte | 2018-10-01 16:23 | ぶつぶつ・・・

與謝野晶子氏、曰く

私の感情は日々コロコロ転換する
お客様がたくさんお見え下さると
「ああお店をやっていてよかったな」と思い
一人のお客さまもお見えにならないと
「働き盛りがこんな仕事をしていて良いものだろうか」
とうなだれる

或るときこんな言葉にぶつかった

「私達の学校教育目的は、画一的に他から強要されること無しに、個人々々の創造能力を、本人の長所と希望に従って、個別的に、自ら自由に発揮せしめる所にあります。即ち、貨幣や職業の奴隷とならずに、自己が自己の主人となり、自己に適した活動に由って、少しでも新しい文化生活を人類の間に創造し寄与することの忍苦と享楽とに生きる人間を創りたいと思います。
 言い換えれば、完全な個人を作ることが唯一の目的です。『完全な個人』とは平均した人間という意味でもなければ万能に秀でたと云う伝説的な天才の意味でもありません。人間は何事にせよ、自己に適した一能一芸に深く達してさえ居れば宜しい。それで充分に意義のある人間の生活を建てることができます。また、一能一芸以上に適した素質の人が多方面に創造能力を示すことも勿論結構ですが、両者の間に人格者として優劣の差別があると思うのは俗解であって、各々その可能を尽くした以上、彼も此れも『完全な個人』として互に自ら安住することができるようで無ければならないと思います。」

上記は、かつてお茶の水にあった「文化学院」の学校案内に、創設から自身の死までの間、女学部の学監としてその教育に深くかかわった與謝野晶子氏が1921年に寄せた文章です。そこから約百年。今の日本の教育はどんな人間を創ろうとしているのだろう。
それはさておき。


「ああお店をやっていてよかったな」と一喜し
「働き盛りがこんな仕事をしていて良いものだろうか」と一憂する、これは
與謝野先生のおっしゃる
人類の間に創造し寄与することの忍苦と享楽とに生きる人間
といえるのではないか?

大いに慰められたのであった












# by lavvoronte | 2018-09-16 15:21 | ぶつぶつ・・・
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木や草花に深く覆われた小川

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絵本のような柵

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ここはリトアニア北東部にあるモレタイという
人口7,000人に満たない町

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そのさらに奥地の深い自然の中に
私達はずんずん踏み入る

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ずんずん、

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ずんずん、

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ずんずん、

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ずんずん

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案内して下さっているハーブ園のオーナーの家が近づくと
マリア像が見えてきた

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マリア像の横には瞑想にぴったりなベンチと静寂と

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あと少し踏み入ると

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オーナー宅のお出ましです!

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# by lavvoronte | 2018-09-16 14:59 | いってきました。
リトアニア北東部に位置するモレタイ
こちらにあるメディカルハーブ園へお邪魔している
車の轍を踏みながら溢れるほどの草花を掻き分けるようにして
ずんずん奥へ進む

まず「てはじめ」のように案内して頂いたのは
野菜を作る畑
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むせるような草花の奥へと案内される

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その先に

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畑へ出る手前にゲートの様に両脇に建っていた
朽ちかけた納屋
ご覧の通り梁が折れているが現役で活躍中
「直すつもりはない」
懐の事情も御有りなのかもしれないが、少なくとも私なら悪びれを感じるこの発言を
何のわだかまりもなくさらっと仰る。

私には、この一言が、日本との考え方の違いを現わしているように感じ
深く胸に響いた。

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畑。
甘やかさず自然のままに育てている
水やりもお天等様次第
今年は雨が少なくて多少お困りのご様子です。

そして、
この先にあるメインの施設を訪れます











# by lavvoronte | 2018-09-16 14:30 | いってきました。
リトアニア北東部に位置する
(↑こちらをクリックして頂きますと地図が表示されます)

今日はこちらの「メディカルハーブ園」を訪ねました。
8:30ビルシュトナスのホテルを出発
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途中トイレ休憩をはさみ
11:00

50人乗りの大型バスがギリギリ通れる細い道
バスはどうやって戻るのか、まさかずっとバックで戻るのか
いささか心配をしながらバスを降り、ここからは徒歩で目的地まで

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抜けるような青空を望みながら
道々花を摘んで歩く

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何度出逢ってもこの絵本のような景色は感動物

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3時間座りっぱなしの身体にはちょうど良いお散歩

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気の向くままに摘んだ花はすぐにかわいらしいブーケになる
この先に目指すハーブ園が待っている。











# by lavvoronte | 2018-09-16 14:14 | いってきました。
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ウォーキングのあと転寝(うたたね)をしていた私を
カウナスへ遠足へ行っていた母が戻ったと同時に
ロビーでビールを飲もう、と友人が起してくれた
その後はプールへも行こうというのでその用意もし
意気揚々とロビーへ。

ロビーに座っていると同ツアーの人たちが入れ替わり通り過ぎる
入れ替わり立ち替わるツアーの人たちとがビールを飲んでいる私達に
話しかけて行ってくれる。そんなおしゃべりをたっぷり楽しんだのち
ジャグジーあり、サウナあり、ミストサウナあり、ソルトマッサージありの
プールを尋ねる。

スパ満喫す。











# by lavvoronte | 2018-09-16 13:18 | いってきました。
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リトアニア中南部ビルシュトナスの「ロイヤルスパレジデンス」
旅の五日目はこちらで丸一日ゆっくりと過ごす

朝一で受けたグリーンコーヒーセラピーの後、
お次は「ノルディックウォーキング」。
人に施してもらうばかりでなく豊かな自然の中で自分で身体を動かすのは
さぞ気持ちのいいことだろうと思い選択した

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こちらの先生も20代前半くらいの若い女性だった。
参加者はラトビア人の母娘、旅行者の30代くらいの男性
と、私と友人の計五名


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おしゃべりをしながら、写真を撮ったりして、
ああ、楽しいだろうな♪

ところが、
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まずは正しいストックの持ち方、突き方
そして歩き方。
先生の指導はきびきびと、こちらが求めているよりも
バシっとスポーツなものだった。

少しでも気を抜いてストックを突く肘が曲がっていると
「ストレイト!」
と檄が飛ぶ
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私達はそれを軍隊の様だねと笑いながら受け入れた
「ストレイト!ストレイト!」
先生は自分の使命に忠実だった。


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小一時間、ホテルの周りをぐる~っと
真剣に歩いた。
肘を伸ばして突いたストックにより
脚だけで歩くウォーキングよりも歩幅が大きくなり
姿勢も整えられ、気持ちの良い疲労感を得ることが出来た


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写真は、お預け。
これらは翌朝出発前に撮りに行ったもの。


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これまで面白さの分からなかったクロスカントリーだが、
ノルディックウォーキングを経験して
雪景色の中、足元を滑らせながらするクロスカントリーも
経験してみたくなった。













# by lavvoronte | 2018-09-16 12:49 | いってきました。
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肌寒く感じるほどに夏を脱ぎ去った軽井沢の秋の宵
本日のサパディナーは
野菜のフルコース

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ご用意したワインはシャルドネとボルドー

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左上はアンデスレッド(芋)、その手前柿色のトマト、マッシュルーム、スパイスはガラムマサラ

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皮ごと蒸したとうもろこし

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広島のモッツァレラチーズ

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左からマカデミアンナッツ、クルトン、カリカリベーコン

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こちらも広島のシェーブルチーズ

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プルーン

それぞれの素材をどのように組み立てるのか
楽しみです

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本日はメニューの書き方も独特
メニュー名ではなく、それぞれお皿に乗る素材をご案内

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夜の部もジュンさんのサングリアブランカは大好評


冷たいお皿 三皿でスタートです
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始めに、トマトとモッツァレラチーズ

お次は、ナスとミョウガと隠元
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ナスと隠元とミョウガだけでなく、ズッキーニといくらまで。
一つの器に入りますが、素材を一つ一つそれぞれに下処理します
隠元には白みその隠し味ソースを纏いました

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ナスとミョウガと隠元。




三皿目
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隠元と山羊のチーズとナッツ

お料理に合わされているチーズは赤ワインの搾りかすで周りを覆い風味づけした
さっぱりした牛のチーズ(クリームチーズの様)とクルトン、胡瓜。
お皿の隅っこに鎮座させられているのが山羊のチーズです




ここでお腹を温めます。
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削いだ蒸したとうもろこしにバーナーで焼き目を付け
細かいクルトンと、オリーブオイルをさっとひとまわし
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とうもろこしのポタージュ


ここから温かいお皿
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人参2種が今フライパンでソテーされています
真ん中のフライパンではプルーンをソテーにします
左の鍋はソースです
ヨーグルトとガラムマサラなどで作ります

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ビーツと人参の葉をそえて出来上がり。


最後のお皿
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アンデスレッドに美味しい焦げ目をつけます。

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フォンドボーのソースです

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マッシュルームとカリカリベーコンも加わりました。

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彩りに黒オリーブのパウダー、ハーブ
最後にフォンドボーのソースをかけて召し上がれ。

どのお皿にもたくさんの種類の野菜
一回の食事でこれだけの種類の野菜を食べられるのは
とても貴重な体験でした
ひとつひとつの素材を丁寧に調理しました
いつもよりも3倍手間がかかったそうです。
ごちそうさまでした。


シメは大人気の自家製プディング
今日も大サービスの大き目サイズ。
写真撮り忘れました。ごめんなさい。


次回は
今年最後のサパです













# by lavvoronte | 2018-09-15 13:36 | お店のようす