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by lavvoronte

贅沢

前に谷崎潤一郎の陰翳礼賛を読んだ。
著者の生きた時代を思わせるような独特な言葉使いのその本には、
なんでもかんでも煌々と照らし出すものじゃない。
ぼんやり闇に浮かぶほとりの灯り、この雅。
それを味わえ。
といったようなことが書かれていたような気がする。

闇といえば軽井沢の夜もずいぶんと明るくなってしまったもんだ。
昔は外で夕食をとった帰り道は懐中電灯があっても心細いものだった。
それが今はどうだろう。
ご丁寧に設えられた街灯や外灯。

真っ暗な闇。
もったりとした厚みのあるベルベットのような闇。
触れればその感触が味わえそうなほどだった。
いまではそんな暗さの方が贅沢となってしまった。
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by lavvoronte | 2006-12-07 21:38 | ぶつぶつ・・・