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by lavvoronte

大事な変換作業

建築史家の藤森照信さんと雑誌「新建築」の編集長を長きに渡り務めていらした馬場璋造さんの建築対談を聴いてきた。

お二人は対談の中で「たくさん建築を見て歩く」ということを提唱された。そして、ただ見るだけに留まらず受け取った感動を言語化することがとても大事だとおっしゃられた。

言語化するということは、気体のように姿のない、つかみどころのない、そのままでは存在すら確認されない自分の感情に対し、その感情の動きをコマ送りをするように細かく分析し、「何に」、「何故に」と問いただし、一つ一つ言葉を当てはめて姿を与えてあげる。光を当てれば影を作る、触れば触れられる、そんな風に実態を作る作業。

建物の外観を見てため息をつく。
内部に入って考える。
そうやって何かが自分の中に生まれる、その感動に姿を与える。この作業を繰り返すことで自分の中にスケールが構築される。人に与えられた情報だけで満足しがちだが、一から自分で感じ取り自分の頭で考える。生み出した感動をちゃんと自分の物にする。

お二人の対談を聴いた後私は近所の車庫を見に行かなくちゃ、と思った。
車で通り過ぎたときに心惹かれる何かがあったのだ。
それが何なのか、姿を顕にさせに行こう。
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by lavvoronte | 2006-10-27 21:17 | ぶつぶつ・・・