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by lavvoronte

スイッチ

夜が終わらないうちに目が覚めた。
やけに冴え冴えとしてしまったので、暇つぶしに本を読んでみた。
それから朝までの数時間、目の端に映る窓の表情は踊るようにリズミカルに変化していった。

太陽が息を吹き返す一歩手前時、
まず、薄いブルーグレーだった空は褪せるように静かに色を失っていった。
そして、その速度に歩調を合わせるようにして、
単調な一色の黒色だった木の葉たちはそれぞれの色を取り戻していく。
ここから変化はテンポを上げ、みんなが一斉に息を吹き返す。
木の葉は風を受け身体を揺らし体温を上げていく。
青みの戻った外の天井は、その高さをぐんぐん引き上げる。
その次は音が生まれだす。鳥の声がする。新聞配達のバイクの音がする。豆が吠える。
どんどん現実になっていく。
ここで、スイッチが切り替わる。
人の営みが支配する世界へと。
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by lavvoronte | 2006-10-23 15:35 | 軽井沢のようす