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by lavvoronte

美しい所作

しとしとと静かな雨が、ねばり付くようだった暑さに一服の清涼をもたらしています。

さる7月19日、「地唄舞」のワークショップを行いました。
「地唄舞」のワークショップと名は打ちましたが
その中身は一世代二世代前の日本人であれば呼吸するようにあたり間に出来ていたこと
そんな捨て置いてきた習慣を地唄舞という古典芸能を切り口に
改めて新しい事を学ぶように丁寧に解説して頂きながら教わりました。

私が一番驚いたのは自分の姿勢です。
何度もしてきた正座の姿勢、先生の注意はまずそこからでした。
ご指導頂いた姿勢は、お尻には体重を乗せないという感覚が生まれるほどに上半身の前傾が必要でした。
しかしそれが傍からみると真っ直ぐなのです。
そこから考えると今までの正座は体重のほとんどを足首に押し付けており、
それはかかる負担が大きくなるはずです。歩く姿勢も然り。
この姿勢を取ると自然に両手が前に垂れこれも自然に前で手を組む形に至るのです。
「そうか、これか。」
数少ない和装経験時、取ってつけたように着物に着られている風で
違和感満載であることが私は着物が似合わないとしてきた理由でした。
着なれている方の佇まいや品、これは骨格の為で致し方無いのだろうと諦めていたものでした。
ところが「姿勢」が正しい位置に修正できれば私にもあの佇まいを手に入れる事が出来るかもしれません。
目からうろこです。

そして呼吸。
私はいまヨガを習っておりますが、一番肝心だと感じるのは呼吸です。
なぜなら呼吸は心をコントロールする事が出来るからです。
頭で落ち着けと言っても落ち着かない不安や憤りが深く静かに息を吐く事で落ち着けることが出来ます。
私はこれはヨガ特有の方法なのだと思っておりましたが、それは地唄舞の中にもありました。
現在は習わなければ忘れている呼吸法、昔の日本人には生活の中に在ったのです。

次は立ち座りの動作、歩く、この極当り前な動作の中に今流行りの体幹が鍛えられる要素があったこと。
正座の姿勢からスッと真っ直ぐ美しく立つ時に必要なのは腿の筋力と腹筋背筋のインナーマッスル
歩くときにも少し腰を落とし足を前に出す時、体幹がしっかりしていないと
意外と肩が傾いてしまうものでした。
他にも座ってお扇子を畳に置いた手を膝に戻す動作の内で乱れている裾をそっと正す
これが自然と身に着いたらどんなに美しい所作になる事でしょう。
この一連を行うだけで沢山の汗をかきました。

実際に体験をする前も、忘れられてしまった日本人の美意識を残念に勿体なく思っていたものでしたが
私自身がまさかこんなにも何も知らないとは目からうろこでした。
実に良い経験でした。

あと2回このワークショップを行います。
その中でこれからどんな体験をしていくのか楽しみです。

地唄舞 お稽古ワークショップ
日程 8/23(水)、9/20(水)
場所 新軽井沢会館(矢ヶ崎公園内)軽井沢駅より徒歩2分
時間 18時~20時
参加費 3,500円(子供2,000円)
※一日だけの参加も可能です。
※浴衣と足袋をご用意ください。浴衣の貸出しが必要な方はご相談下さい。
※舞扇子が必要になります。(3,000円程度)貸出しも可能です。





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by lavvoronte | 2017-07-23 13:05 | お店のようす