森の中のちいさなお店 すてきな”ギフト”みつかります


by lavvoronte

魔法使い          

壊れて点かないはずの
ガス口が鍋のお湯をぼこぼこと沸かせている
祖父が日課の卵茹でをしていた

猫は二十歳を過ぎると尻尾が三又に分かれて化け猫になると
むかしむかし聞いたことがある

卒寿を卒業して白寿を迎えようとしている祖父
点かないはずのガス口を
一人操っていた

祖父もそろそろ魔法が使えるお年頃にさしかかっているのかもしれない
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by lavvoronte | 2015-10-05 12:46 | ぶつぶつ・・・